Bluetooth(青い歯)は携帯電話やパソコン、ヘッドホンに使われている。Bluetoothは2.4GHzの周波数帯を用いて、半径10~100メートル程度の、Bluetooth搭載機器と最大3Mbps(EDR使用時)で無線通信を行うことができる。機器間に障害物があっても通信が可能である。モバイル通信における通信端末のコストダウンを目的としている。
赤外線短距離通信のIrDAの完全置き換えという誤った認識で普及が試みられたが、使いにくさが強調され普及の妨げとなった。しかし現在では異なる分野での利便性が認識され、それぞれの得意分野で普及が進んでいる。
Bluetoothは、自分の電子機器をつなぎっぱなしで使う用途に適しており、IrDAはほかの機器と通信したいときに、平易にデータ交換が可能である。双方の方式がお互いの苦手分野を補完している。
名称は、スウェーデンのエリクソン社の技術者がつけたものである。初めてノルウェーとデンマークを無血統合したヴァイキング人のデンマーク王、ハーラル青歯王(Harald den Gode Gormssøn)に由来している。「乱立する無線通信規格を統合したい」という願いが込められている。
遅延
Bluetoothヘッドセットなどは、実際のスピーカーと比べて遅れて聞こえるなど、0.2秒程度の遅延が発生する。このため、電話用途では問題ないものの、映画・アニメなどでは「口の動きとあっていない」のが気になったり、ゲーム用途などでは「反応が遅れる」などのデメリットが出てくる (最近の機種では同期を取っているため、知覚できるほどの遅延は改善されているが、技術的にみて遅延は存在する)。なお、Bluetoothゲームコントローラー等では、遅延はほとんど問題ないレベルとなっている。
Bluetoothにはクラス※※というものがあって、それは通信距離(いわゆる、通信電波の強さ)がわかる。
クラス1なら100mまで通信可能
クラス2なら10m。
クラス3なら1m。
値段は結構高くて、2000円~が多い。